圧巻の走りだ。取手初日10Rに出走したドミトリエフ(33=ロシア)が単騎戦を苦にせず逃げ切りで快勝。1周タイムは前半11秒2、後半11秒0で、初日の一番時計を計測した。ロシアの大砲は「ハードなトレーニングをしてきたからロングスプリントができた。感触が良かったし脚の状態もいい。新ルールは走りやすい」と上機嫌で話した。
初日の単騎戦がよほど嫌だったのか「いつもは先行、まくりが基本だけど、2人がついてくれれば先行するよ」と準決勝11Rのメンバー表を見て日本人選手に猛アピール。須賀―高橋がドミトリエフを追走することになり、念願のラインが形成された。ライン3車を生かした走りで初日の単騎戦とは違った強さを見せつける。