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【記者コラム】21年から見直すべき記念初日特選1R

 今年1月の立川記念から記念競輪の番組(初日と2日目の勝ち上がり方式)が変更になり、半年が過ぎた。初日の一次予選11レースは主力選手に人気が集中するのは当然。2日目の二次予選A、Bは初日の勝ち上がりに左右されるためAが混戦でBが絞りやすい、また逆のケースもある。

 

 これは4日制の開催(3日目が準決勝3個レース)で「勝ち上がりのレース」をより多くするためには初日か2日目に緩い勝ち上がりが生じるのはやむを得ない。記念競輪の番組(勝ち上がり)の変更はファンへの周知を徹底すれば(経費面から)試みとしてはいい。

 

 ただし以前も触れたが、初日の特別選抜予選1レースは21年からは見直さないといけない。

 

 来年の東京五輪まで脇本雄太、新田祐大は自転車競技中心のため出走が限られている。また今年前半戦はS班選手が落車負傷による欠場があり、特別選抜予選が〝同じ顔ぶれが続く〟ことはなかった。しかしS班9人が普通に出走すれば、初日のメインレースは見慣れたメンバーになる。トップスターの対戦は面白いが、続き過ぎると妙味がなくなる。

 

 「平成を振り返る」は平成15年の2003年。1月の競輪祭、3月の平塚ダービーは山田裕仁(岐阜=引退)がともに前年に続いて優勝。6月の高松宮記念杯は小嶋敬二(石川=74期)、7月の前橋寛仁親王牌は太田真一(埼玉=75期)が優勝。9月一宮オールスターは村上義弘(京都=73期)が2度目のGⅠ制覇。11月の高知全日本選抜競輪は佐藤慎太郎(福島=78期)がGⅠ初タイトル。

 

 そして12月のグランプリは京王閣競輪場で初めての開催となった。車番抽選会で6番車になった山田裕仁が「史上最強の6番車」で優勝。山田は平成14年に続き競輪祭、ダービー、そしてグランプリを制覇。2年連続で2億円突破の賞金王、もちろん最優秀選手賞に輝いた。

 

 ♤中林 陵治(なかばやし・りょうじ)1962年(昭37)7月13日生まれ、熊本県出身の56歳。慶大卒。87年4月入社、翌5月に小橋正義(引退)ら59期生のデビュー戦(花月園新人リーグ)で記者デビュー。以来、競輪の現場取材一筋32年。平成15年一番の思い出ビッグは京王閣グランプリ。