ニュース

【静岡GPガールズグランプリ2021】真備 悲願の女王

「ずっと夢だった」

 高木がついに夢をつかみ取った。先頭でゴールを駆け抜け優勝を確信した瞬間、ガッツポースが飛び出した。スタンドの声援を浴びながら場内を周回。「ずっと夢だった」というグランプリVの余韻に浸った。

 デビュー当初から美人レーサーとして注目を集めたが、人知れず苦労を重ねた。「デビュー直後は順調だったが、勝てない時期が続いて…」。必死に練習を積んでもレースで結果が出ず悩む日々。デビュー2年目の時、同じ名字のよしみでタイトルホルダーの高木隆弘(52=神奈川・64期)に声をかけてもらった。ホームバンクは京王閣だが、平塚競輪場に出向いて練習。「技術、精神面、全てで支えてもらった。私がここまで強くなれたのは隆弘さんのおかげです。早くお会いして優勝の報告をしたい」と声を弾ませた。

 石井がSで出て2番手に高木、3番手に小林莉と東京トリオが前団を占めた。後方7番手に置かれた小林優が打鐘過ぎに思い切って先行する。「優香さんが先行するとは考えていなかったが、うまく対処できた。後ろを確認してから自分のタイミングで踏んだ」。3番手からスピードに乗った捲りで小林優をかわし続いた小林莉、捲りで迫る児玉を振り切った。

 新女王となった高木は「今年はビッグレースを勝てず、グランプリの賞金もぎりぎり。一戦も落とせないプレッシャーの中で苦しい戦いが続いた。来年はビッグレースをたくさん勝ってまたこの舞台で優勝争いをできるようにしたい」と目を輝かせた。

 ◇高木 真備(たかぎ・まきび)1994年(平6)8月17日生まれ、東京都町田市出身の26歳。私立文化学園大学杉並高卒。通算成績は603戦374勝。通算取得賞金は1億1731万円。1㍍61、63㌔。血液型A。

 ▼小林莉子(2着)位置絶好で展開も良かったけど…。真備が強かった。
 ▼児玉碧衣(3着)1車入れずに自分のタイミングで行けばよかった。時計が買えず残念。また来年から4連覇を狙って頑張る。
 ▼坂口楓華(4着)無事に終わって良かったけど…。次元が違いました。
 ▼小林優香(5着)気づいたら自分で先に動いてましたね。みんなの予想を裏返せたとは思うけど…。もうちょっと練習します。
 ▼尾方真生(6着)3コーナーから優香さんが来てしまって何もできなかった。緊張はしなかった。
 ▼石井寛子(7着)脚の感じは良かったけど…。前になっても勝てる練習をしないとダメですね。もっと走り方を勉強します。

×