2月の第34回全日本選抜(別府)、6月の第70回高松宮記念杯(岸和田)を制した中川誠一郎(40=熊本・85期)のGⅠ優勝祝勝会が26日、熊本市内のホテルで行われ、ファン、関係者約200人が集まった。
壇上では長女のらんさんと長男のレンくんから花束を贈られ、表情が緩んだ。「同じ年にGⅠを2個も獲れるとは、うれしい誤算。多くのゲストの方々に来ていただいて幸せです。大目標である年末のグランプリ制覇を目指して頑張ります」と感謝の言葉を述べると、場内は大歓声に包まれた。
中村賢熊本副市長からは「中川選手は熊本市民の誇りです」と称えられた。また、熊本地震で被災して休止している熊本競輪については「再開の準備を進めているところです」と語った。
00年にデビューし、12年のロンドン五輪、16年のリオ五輪にも出場して自転車競技でも活躍した中川。3度目のGⅠ制覇を成し遂げ、今後も熊本県民に勇気を与え続ける。
≪らっきょも登場「人柄にほれた」≫
中川と親交があるタレントの井手らっきょも登場。壇上に上がると「どうも、宮迫です。きょうはこの中に反社会勢力の方はいませんよね?」と旬のブラックジョークで笑わせた。井手が熊本で経営しているスナックに来店したことで親交が深まった。
「強くてもまったく威張ることがない、人柄の良さにほれました。これからも頑張ってほしいです」とコメントした。