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【記者コラム】面白み欠けるブロックセブン改善を

 記念競輪の最終日に行われる単発レース「ブロックセブン」はどうも食指が動かない。17年8月からスタートしたS級7車立ては「推理しやすい、わかりやすい、的中しやすい」がコンセプト。全国各地区から1人ずつ斡旋されるが〝箸休め〟の感が強く、無味乾燥な単発競走と思えて仕方ない。7車立てはミッドナイトを中心にA級戦で多く見ている。S級戦はトップクラスによる9車立ての迫力と展開推理のだいご味をファンに提供するべきだ。
 
 4日制の記念は3日目まで12R制。最終日は帰郷者(俗に言うお帰り)が出るため11R制になる。その空いた1レースに単発レースが組み込まれ、レインボーカップ、ルーキーチャンピオンレース、今年新設のガールズフレッシュクイーンといった企画競走も行われている。
 
 だがブロックセブンはそれらの単発競走と比較しても重みがなく面白みも欠ける。本来、一発勝負は年末のグランプリがそうであるように、あるカテゴリーの頂点を決めるからこそ手に汗握る一戦になる。車券の予想ファクターの一つは勝ち上がりの実戦気配で調子の良し悪しが判断できること。それがない単発競走には注目に値する付加価値が必要だ。
 
 ブロックセブンの具体的な改善策を挙げてみる。各地区の対抗戦を売りにするなら、一定の期間で最も多く勝った地区にGⅠやGⅡの出場権を与えてみてはどうだろうか。ラインの絆が深まると同時に選手のモチベーションは高まり、レースが白熱。年間チャンピオンを決めるストーリー性もファンの興味を引くと思うが…。
 
 やはり最善策は今年1月から変更した記念の概定を見直すことか。帰郷者が出ない4日間の12R制トーナメントが望ましい。
 
 ♤小野 祐一(おの・ゆういち)1983年(昭58)10月26日、秋田県生まれの35歳。06年スポニチ入社、大阪本社で2年、東京本社で10年競輪担当。1年間の中央競馬担当を経て今年4月から競輪復帰。6月7日の静岡FⅡ2日目予想で初めて2車単パーフェクトを達成。