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【記者コラム】輝きだしたガールズ116期

 京都向日町で22~24日に開催されたガールズケイリンはまれに見る激戦のシリーズだった。優勝したのは土屋珠里。ホームから迷いなく仕掛けて先行。バックで後ろが3車並走になるもつれた展開とはいえ、力強い逃げ切り勝ち。これで連続Vを達成と勢いは止まらない。

 

 「今年はずっと調子がいいし、強い人相手でも戦えるようになりました」と確かな手応え。次走の武雄(9月6~8日)ミッドナイトで3連続Vを目指して攻め切りたい。

 

 土屋の優勝で幕を閉じたが、116期・在校1位の山口伊吹と、地元初参戦となる同期の坂口聖香が一緒に決勝戦へ進出。山口はデビュー後は評価を落としていたが、予選1では併せて踏んだ荒牧聖未と1周近くはもがき合う流れ。外、外回る苦しい展開ながら直線では伸び勝って勝利を飾った。

 

 「(ギアを)3・71から77に替えて持久力が出ましたね」とにっこり。後2走は思い切りに欠ける競走で持ち味は出なかったが、決勝は3車並走の真ん中になっても簡単に下げない強い気持ちは伝わった。既に2Vを達成している同期の吉岡詩織に早く追い付いて、No・1の実力をアピールしたい。

 

 地元初参戦の坂口は初日は4着に終わったが、「凄く声援が温かくて。そういう声を大切にしたい」と話した。ファンの後押しがあってか、予選2は荒牧のホームまくりにぴったり続いて差し切りデビュー初勝利。「1着はあり得ないと思ったので、とてもうれしいです」と満面の笑み。妹の楓華(112期)とともに切磋琢磨(せっさたくま)して成長していきたい。

 

 116期はデビューして2カ月。先輩の厚い壁にはね返される選手も多いが、実戦経験はなによりもプラスになるはず。〝自分の競走スタイル〟を確立して今後の活躍に期待したい。(下野 章雄)