大久保花梨(21=福岡)が松戸初戦を逃げ切って快勝した。初日6R(ガールズ予選1)。「いいタイミングで行けた」と打鐘3角6番手からロングスパートを決め、後続の追い上げを振り切った。
前回岐阜決勝で敗れた小林莉子に雪辱したといったところだが、大久保にとってはそれ以上に大きな1勝だったという。大久保は17年に当所で初出走。この日対戦した小林、高橋智香とはデビュー戦でも一緒に走ったといい「フタをされて何もできずに5着。あの時のつらさを払拭できてうれしい」。トラウマを振り払い、すがすがしい表情を見せた。「最後はタレて危なかったので修正しないと」と連勝での決勝進出をにらんだ。