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【記者コラム】システム障害は2度と起こさないで

 10月3~4日にわたって発生したシステム障害は、千葉競輪開設記念in松戸の開催を2日間ずらし、他場でも中止順延や開催打ち切りが相次ぐなど、大きな混乱を招いた。

 

 後日「システムに不整合なデータが入力されたこと」が原因と発表された。要は人的ミスだ。これまでも度々起こってきたシステム障害。その都度改善を行ってきたはずだが、それでも起きてしまった。穴があったということだ。そして被害は今までで一番ひどかった。2日間も競輪がやってなければ、ファンも他の公営ギャンブルに移ってしまう。毎回言っているが、このようなことは二度と起こしてはならない。さらなるシステム改善はもちろん、今後は障害が起こってしまった場合の準備もしておくべきだろう。

 

 ボートレース界ではこのようなことはまず起こらない、と関係者から聞いた。2系統のシステムラインを有しているからだ。仮にメイン系統にトラブルが起こっても、もう1系統でカバーできるようになっているらしい。競輪界にもこれぐらいの環境が必要だろう。

 

 もし今回のような障害がまた起きたとすれば、それはもう「想定外」のことではない。対策を怠った業界の「怠慢」である。これ以上信頼を失えば、大規模なファン離れにつながるのは当然。選手や施行者もかわいそうだ。莫大(ばくだい)な費用がかかるだろが、未来への投資と思って検討してほしい。

 

 今年のGⅠも残すところあと一つ。昨年、賞金枠で滑り込んだ清水裕友は4910万円だったが、今年の9位・松浦悠士は既に6200万円強。まれに見るハイボーダーとなっている。10位以下の選手が自力でGP出場権を手に入れるには、ほぼ競輪祭Vしか道はない。注目は現在15位の浅井康太。大会連覇で9年連続のGP出場を決めるようなら、やはり持ってる男である。(岡田 光広)