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立川「KEIRINグランプリ2019」脇本、新田 極限スピードバトル

 グランプリ2019シリーズが28日、立川競輪場で開幕。29日は111期以降の新鋭9選手による11R「ヤンググランプリ2019」(優勝賞金508万円)をメインに、FⅠ「寺内大吉記念杯」の準決勝が8~10Rで争われる。そして、30日に迫ったグランプリ。自転車競技(トラック)のナショナルチームに所属し東京五輪で金メダル獲得を目指す脇本雄太(30=福井)と新田祐大(33=福島)をピックアップした。また、初日のメイン11R「ガールズグランプリ2019」は児玉碧衣(24=福岡)が連覇を達成。優勝賞金1005万円を獲得し、2年連続で賞金女王に輝いた。
 
 世界の「WAKIMOTO」から競輪選手「脇本」へ。またがる自転車がカーボンからスチール製になっても、強さと速さを見せることに変わりはない。来年に迫った東京五輪。金メダル獲得が夢から目標になった30歳は「去年のGP(5着)よりもいい結果が出せるんじゃないかな。東京五輪も近いし、気持ち自体はもの凄く入っている」と自らを鼓舞するように語った。
 
 平成から令和へ時代をまたいだ5月松戸ダービー。圧倒的な脚力でライバルを一蹴し、33年ぶり7人目となる完全Vを飾った。8月名古屋オールスターは初のファン投票1位に輝き〝令和は脇本時代〟を予感させた。自転車競技に専念したため競輪を走るのは137日ぶり。ぶっつけ本番になるが「これだけ空いたのは今までにないのでこれまで以上に気持ちを引き締めないと。(競輪用フレームの)感触自体に違和感はないが、さすがに走る周長が違うところで乗っているので実際に乗らないと分からないところもある」と感覚の修正に時間を費やした。
 
 27日の前検日はタクシードライバーに「立川競輪場」と行き先を告げたが、間違って「立川警察署」に連れて行かれた脇本。バンク内をスピード違反!?の全速力で駆け抜けるための最終調整は完了間近だ。
 
 自転車競技の充実ぶりなら新田が上。現在UCI(国際自転車競技連合)の男子ケイリン個人ランキング1位。13日にオーストラリアで行われたW杯の男子チームスプリントで第2走を務め2大会連続となる金メダルを手にした。ケイリン世界NO.1ライダーは「早い段階でGP出場を決められたので競技にも専念できたし、練習もしっかりできた。GPに向けて凄くいい状態をつくれた」と自信がみなぎっている。
 
 自国開催の五輪でゴールドメダルを目指す脇本VS新田の激突は最大の注目点。極限のスピードバトルを制した先に五輪へ弾みを付ける1億円のビッグマネーが待っている。