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【記者コラム】今年楽しみな大久保、北野、張野

 グランプリと同じ期間に行われた「西武園ミッドナイトフィナーレ」は個人的に面白いシリーズだった。昨年、初めて小倉で行われ今回が2回目。初日はA級チャレンジの上位7選手、2日目はA級1、2班戦、そして最終日の31日はガールズの7選手。もちろんガールズグランプリに出た7選手には及ばないが、来年はグランプリも視野に入れる上位選手だ。
 
 優勝したのは得意のまくりをさく裂させた大久保花梨(22=福岡)。姉弟子はグランプリで人気を二分した小林優香、児玉碧衣。今年こそは姉弟子に追い付き、追い越せで飛躍を期している1人だ。同期の梅川風子はすでにグランブリ舞台で戦っているだけに負けられない気持ちは強い。〝夜の女王〟の走りに注目したい。
 
 A級1、2班戦は北野良栄(36=95期)が鮮やかにまくり切った。今は愛知に移籍しているがもともと所属は千葉で関東圏に来ると不思議と活躍するイメージだ。引き揚げてきた第一声は「強くてすみません」。今年1月からはS級に復帰。立川記念でも元気な走りを見せていたのはうれしい限り。「A級でしっかり走って結果も残せた」。自信を取り戻してS級に定着できるようにより一掃、頑張ってほしい。
 
  最後に登場はチャンレジの張野幸聖(19=和歌山)。115期期待の成長株で高松、和歌山で6連勝。単発レースの西武園を勝っているが、取手で特別昇級に挑む。落ち着いて自慢のスピードをフルに発揮できれば間違いなく1、2班戦に上がれるはずだ。今年の最初のコラムは今年の活躍が楽しみな3人を取り上げてみた。(狩谷牧生
 
 ♤狩谷 牧生(かりや・まきお)1964年(昭39)4月11日、神奈川県生まれの55歳。88年4月スポニチ入社。92年1月にレース部へ異動。1年間の競輪取材の後、中央競馬担当に。2013年、21年ぶりに競輪の現場に復帰。ミッドナイト競輪では初めて会う西日本の選手を取材して新鮮な刺激を受けている