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【向日町FⅠスポニチ杯】稲毛 豪快まくりV

 京都向日町競輪の「日本名輪会カップ・第2回荒木実賞・スポニチ杯(FⅠ)」は21日に決勝戦が行われ、太田竜馬の逃げを2角からまくった稲毛健太(30=和歌山・97期)が19年12月立川FⅠ以来、16回目のS級優勝を飾った。

 

 2着は南修二、3着吉村和之、4着坂上樹大と中近勢で上位独占。

 

表彰式で笑顔の(左から)京都府自転車競技事務所・高野秀雄所長、本紙・中澤智晴事業部長、稲毛健太、荒木実氏、京都支部常任幹事・村上博幸

 

【太田ねじ伏せた】

 

 正攻法から突っ張る構えの稲毛を太田が赤板過ぎで一気に叩いたが、その上を田中がさらに叩いて波乱の展開へ。ホームからすかさず巻き返した太田だが、本来のスピードの乗りではなかった。太田マークの柏野も田中に分断され中四国勢は崩壊。このチャンスを逃さず稲毛が2コーナーからぐっと加速。逃げる太田を2センターではのみ込み力強くVゴール。マークの南以下、結束した中近4車で決める快勝劇だった。

 

 「突っ張る気持ちだったけど、太田君のダッシュが良かった。そこからは落ち着いて行けるとこからと。踏んだ感じで行ける感覚がありました」

 

 特選同様、太田に先手を許す展開になったが、本来の爆発力を発揮してライバルをねじ伏せた。直前の地元和歌山記念決勝は6着に敗れたが、内容のある実戦だった。

 

 「勝ちたい気持ちもあるけど、自分のスタイルで戦うだけです」

 

 昨年後半戦からの強さは本物。Gクラスでの活躍も期待できる。(下野 章雄)

 

 ♤稲毛 健太(いなけ・けんた)1989年(平元)6月28日生まれの30歳。和歌山支部所属。97期の在校28位で10年1月和歌山(1①❶)でプロデビュー。通算成績は874戦258勝。近畿屈指の機動力型として今年も躍動だ。1㍍76、82㌔。血液型O。

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