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【記者コラム】希望をつなげるルーキー

117-118期新人選手特集サイト

 

 5月4日に緊急事態宣言の延長が発表された。すでに競輪は多くの開催が中止になったが、今後も影響は避けられそうにない。競輪界にとって厳しい状況は続くが、明るい話題はFⅠ戦で連続Vを決めた117期の新鋭・寺崎浩平(26=福井)の活躍だ。初の早期卒業生にふさわしい活躍を見せている。

 

 そして15日の広島から、寺崎と同じ117期とガールズ118期の新人がルーキーシリーズでデビューすることになっている。かつては新人リーグがあり、期間中の成績でA1などの格付けが行われたが、今回は29日からの小倉、6月12日からの伊東の3戦のみで、格付けは行われない。7月からの本格デビューへ向けての〝顔見せ〟と実戦経験を積ませる意味が大きい。

 

 しかし、ファンにとってまったく実力がわからないとあって、どの選手から買っていいのか不安も残る。それに対してネットのKEIRIN.JPでは5 月5日から117、118期を紹介するサイトが開設されている。競輪選手養成所での順位、戦法、能力がひと目でわかるようになっている。とくに参考になるのがデータコーナーだ。そこでは200㍍、400㍍などの独走タイムを、近い期の選手と比較できる。

 

 115期ではビッグレースで活躍する高橋晋也(25=福島)、113期では松井宏佑(27=神奈川)らとの比較で、選手の強さがイメージできるのがいい。また7車立てで全員が自力で戦うので、競輪特有のライン戦にはならない。競輪が初めての人にとっては、むしろわかりやすいレースになるか。

 

 15日からの広島には寺崎、菊池岳仁(19=長野)の早期卒業組をのぞく1位の長田龍拳(19=静岡)、冬季五輪モーグル銅メダリストの原大智(23=宮城)らに注目だ。ガールズは1位の永塚祐子(34=神奈川)が出走する。こんな厳しい時のデビューだからこそ、ベストを尽くして希望をつなげてほしい。(緒方 泰士)