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【記者コラム】「車立て」と「レース数」は検討して‼

 3日決勝の防府記念は清水裕友(25=山口)が地元記念3連覇。10月からGⅢは9車立てに戻ったが、防府までの4開催すべてが売り上げ目標に届いた。これは「昼間の場外=オールドファン」が9車立ての競輪推理に購入意欲を取り戻していると推測できる。
 
 新型コロナウイルス感染拡大防止策の一つとして7~9月はGⅢも7車立て×9レース制で行われた。7車立ては今でこそ多数を占めるが輪史は古くない。
 
 選手の引退が多数予想された11年の後半。12年前半の選手斡旋数が把握しづらかった。そこで12年前半のレース数を確保するための一策としてFⅡ前半のチャレンジを7車立てにした。また12年にはガールズケイリンが開始されたこともあり7車立ては浸透した。
 
 今年は新型コロナウイルス感染拡大防止策として4~5月に多くの開催が中止、そして場外が閉鎖された。その結果、競輪は他の公営競技と比べて「昼間の場外ファン」の締める割合が多いことが明らかになった。この傾向を踏まえて「7車立て」と「9車立て」を使い分けていけばいい。
 
 競輪に新しい施行者、関係者の中には(経費的に)「7車立てがいい」という反面、9車の記念で「(補充を入れて)満車(9車)がいい」と矛盾する声を耳にする。それとレース数についても競輪史の確認が必要。GⅢ以上の最終日のレースカット(12R→11R)がどうして始まったのか?
 
 02年4月開始の4日制記念前後からビッグレースでの途中欠場者の平均人数、そして(調子が分からない)補充選手より正選手だけで走るレースが予想しやすい。などの理由。そして一番大事なことは「ファンが車券に使うために持ってるお金は12Rでも11Rでもレース数に関係なく同じ」。
 
 レースカットについては現行の7車×12レースでも必要になる。10月5日の宇都宮FⅠはS級戦で「5車立て」があり、10月29日の立川FⅠも「6車立て」が続いた。S級戦の5、6車立ては私を含めたオールドファンには物足りない。
 
 ♤中林 陵治(なかばやし・りょうじ)1962年(昭37)7月13日生まれ、熊本県出身の58歳。慶大卒。87年4月入社、翌5月に関根幸夫(神奈川=引退)ら59期生デビュー戦(花月園新人リーグ)で記者デビュー。以来、競輪の現場取材一筋34年目。通算車券購入額上位者は①神山雄一郎②鈴木誠③小橋正義。