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【平塚ガールズGP】児玉3連覇

グランプリ2020シリーズが28日、平塚競輪場で開幕。初日のメイン11R「ガールズグランプリ2020」は児玉碧衣(25=福岡)が3連覇を達成。優勝賞金1005万円を獲得し、3年連続で賞金女王に輝いた。
 ゴール直後に左手を大きく挙げ、満面の笑みがこぼれた。終わってみれば上がり11秒7の好タイムで、2着の梅川に1車身以上の差をつける圧勝劇での3連覇となった。
 「緊張もしなくてただ早く終わらないかと…。オッズを確認して、自分が一番人気だったので気合が入りました」
 スタートではけん制が予想されたが石井寛がさっと前を取る。各選手は児玉の位置を確認しながら周回を重ねる。誘導員が待避し、児玉は打鐘4角から仕掛ける態勢になるが、前にいた高木が踏み込んだのでさっと後ろに付ける。そして最終2コーナーで自らスパート。スピードの違いは歴然で、力強くそのままゴールを駆け抜けた。
 「バック線を越えた時にVを確信しました。軽く感じたので我慢すれば最後は伸びてくれると」
 レースの流れに冷静に対処して持ち味のスピードを爆発させる。女王は想像以上の次元にいた。強さの秘けつを聞かれると「他の選手と較べて勝ちたい欲が前面に出ていたんじゃないですか。一千万円、副賞のレクサス、って感じで」。端正な表情の内に秘めた強烈なプロ根性。脚力に加え、気持ちの強さでトップの地位は揺るぎそうにない。
 新年の目標について「3連覇してひと安心の気持ちが強いです。とりあえずゆっくり休んで、また来年考えます」。新たなゴールを見つけた時の女王には、さらなる進化が待っている。
 
♡児玉 碧衣(こだま・あおい)1995年(平7)5月8日生まれ、福岡県大野城市出身の25歳。私立筑陽学園高卒。15年7月デビュー。通算成績は405戦336勝。取得賞金は1億1687万円。師匠は藤田剣次(福岡=85期)。1㍍68、66㌔。血液型O。