昨年の平塚グランプリで初出場を果たした守沢の新春初戦のグレードレース。初日は目標と共倒れに終わったが、後2走はさすがの底力を披露した。二次予選は自力捲りで快勝。準決は小松崎の捲りをきっちり差し切って連勝と、SS班の責任を果たした。
「準決はきつい流れだったけど、小松崎さんはいいところで仕掛けてくれるし、信頼していました」
目標をしっかりガードしつつ、最後は鋭い決め脚を発揮するなど、引き続き好調をキープしている。「準決のメンバーでも人気になっていたし、ドキドキしていました(笑い)」とのことだったが、道中の動きを見る限り、GP戦士になった落ち着きさえ感じる。
決勝の12Rはまさに実力差なくV争いは横一線。三たび小松崎との北日本タッグ。小松崎の豪快な仕掛けに乗って、16年6月久留米以来、2度目のGⅢ制覇だ。
【和歌山GⅢ最終日12R】守沢❾ S班の風格だ
2021/1/12