準決勝10Rは地区は違うが実力者と認める山田英をマークしての運びに。その山田が後手に回るシーンはあったが、捲り追い込みに乗って最終4コーナーからは空いたコースを一気に突き抜けた。
「山田君がしっかりリカバリーしてくれた。今の状態では外は伸び切れないので空いたコースを踏んだ。展開に助けられています」
前走の全日本選抜では落車直後で万全の状態ではなかったが、優勝した郡司に続いての2着でGP覇者の貫禄を示した。しかし、1年間1番車でグランプリユニホームを着けて走るプレッシャーは並大抵ではない様子。2日目修了後のインタビューでは「今すぐ脱ぎたい」と話したほどだ。今シリーズも決して完調とは言えないが「多少は練習できたので」と上向きにとらえている。決勝戦は黒沢マークから、ド迫力の追い込みで中国勢上位独占を崩す。
【広島GⅢ最終日12R】和田 S班の底力見せる
2021/3/7