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【GⅢ水都大垣杯】平原 繰り上がりV

 大垣競輪の開設68周年記念「水都大垣杯(GⅢ)」は14日第12Rで決勝戦が行われ、直線中割りの平原康多(38=埼玉)が1着で入線した浅井の失格により繰り上がり、今年3回目、通算27回目の記念Vを飾った。またルーキーチャンピオンは山口拳矢(25=岐阜)が勝利。
 レースは浅井―柴崎―原―吉田―平原―郡司―守沢―古性―上田で周回。残り2周で郡司―守沢が動くと、単騎の古性も上昇。打鐘で吉田―平原が仕掛けて3番手は古性と郡司で併走。最終ホームで上田が勢い良くカマすとその後ろに浅井―柴崎―原が続く。平原はさばいて上田―浅井の3番手へ。最後は上田の番手から抜け出した浅井と中割りを狙った平原でゴール前勝負に持ち込まれる。外から平原に体を寄せながら浅井が1着でゴールしたが、外帯線内進入で失格。2着の平原が繰り上がった。
 「難しいレースになるとは思っていたが、風で吉田君が踏み上がらず叩かれてしまって…。上田君のスピードが良かったし、全部、行かれそうな感じがしたので張りながら出ていった」と振り返る。バックでは3番手を確保。「本当は2コーナーくらいで仕掛けなければいけなかったけど、うまくタイミングが取れなくて。ゴールした時は自分が失格かと思っていた。優勝は優勝だけど少し歯切れが悪いかな」と控えめに話した。
 1着平原、2着古性の次走は松阪のウィナーズカップ(25~28日)、3着の原は伊東FⅠ(26~28日)。
平原 康多(ひらはら・こうた)1982年(昭57)6月11日生まれ。埼玉県出身の38歳、87期生。GⅠ7回、GⅡ2回の優勝実績を誇る関東地区の大横綱。KEIRINグランプリには13年から8年連続で出場中。GⅢ優勝は1月の大宮以来今年3回目、通算では27回目となる。1㍍85、95㌔。

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