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【福井FⅠスポニチ杯最終日】野原 地元で完全V

 福井競輪のS級シリーズ「スポニチ杯・フェニックスカップ(FⅠ)」は4月3日、第12RでS級決勝戦が行われ、野原雅也(27=福井・103期)が、3番手から一気に捲って快勝。

 

 昨年12月広島記念以来、S級では10回目の優勝。2着は佐藤友和、3着は杉森輝大。

 

スポニチ杯のカップを手にガッツポーズの野原

 

 10回目のS級制覇

 

 やっぱり強かった。自他ともに認めるシリーズリーダーの野原が、3日間危なげない走りで3連勝を飾った。決勝は打鐘前に後方から宿口―杉森が一気のカマシ先行。正攻法から併せる形の野原が3番手で切り抜ける。2角から仕掛けた野原が、番手から出る杉森を豪快にねじ伏せVゴール。

 

 「(前が)かかっていたが、ダメ元で行かないと。準決もそうだが、オッズを見て緊張してドキドキしました(苦笑い)」と本命人気のプレッシャーをはねのけて人気に応えた。
 昨年7月の地元記念は準決で1着失格。本人は言葉に出さないが、地元戦で期するモノがあったはずだ。

 

 2月は斡旋停止で「ぼーっとすることもありました」と身が入らない時もあったが、復帰してからは戦闘モードに入った。昨年12月の広島で記念ウイナーとなり全国区の機動力型の実力を示した。

 

 「目標はGⅠの決勝?そうですが、まずは一戦一戦、目の前のレースを頑張るだけです」

 

 次走は武雄GⅢ(22~25日)。5月GⅠ京王閣ダービーに向けてさらに勢いをつけたい。(下野 章雄)

 

 ♤野原 雅也(のはら・まさや)1994年(平6)1月23日生まれ、福井支部所属の27歳。103期生として13年7月の福井でデビュー。ビッグレースでも通用する機動力で、昨年12月広島で記念初優勝。通算成績は535戦156勝。1㍍68、72㌔。血液型B。

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