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【記者コラム】再会した117期長屋&村田の成長を実感

 いわき平(5~7日)ではFⅡ開催ながら熱のこもった戦いが繰り広げられた。開催を盛り上げたのは117期の若手2人。チャレンジでは岐阜の長屋秀明(20)、1、2班では京都の村田瑞季(24)。共に初めて走るいわき平バンクで持ち味を十二分に発揮して決勝に駒を進めた。
 
 長屋は「前検日のバンク練習で重い感じがしたので不安もあった」と話したが、実際にレースを走ってみて「軽かった。直線は長いけど走りやすいバンク」と確かな手応えをつかんだ。得意のカマシ先行で3連勝。前回の大垣に続く完全Vで特別昇班まであと「3」にこぎつけた。次回出走は地元地区でもある名古屋(15~17日)。「ここまで来たら一気に決めたい」とチャレンジ卒業に力を込める。「同期の山口拳矢君らと練習することも多く練習環境には恵まれている」。既にS級でも存在感を見せつける同期の背中を追いかけ日々、奮闘を重ねている。
 
 1、2班戦の村田は準決3着。強敵の関根健太郎を封じて果敢に先行したがゴール前で失速。それでも初日の1着が物を言ってぎりぎりで決勝へ。「準決で特選クラスの機動型にぶつかることが多くてなかなか決勝には進めない」。4場所ぶりの決勝進出に笑顔があふれた。「村上義弘さんとはたまに一緒に練習する。〝流れの中で主導権を取りに行ってはいるが、何が何でもという感じはしない〟とアドバイスされた。ありがたい。厳しい掟がある近畿の中で生き残っていけるようにしっかり主導権を握っていかないと」とさらなる飛躍を目指す。長く同じ地区内での斡旋が続いてなかなか西の若手選手に会える機会はなかったが、確かに成長している2人の姿に頼もしさを感じた。
 
 ♤狩谷 牧生(かりや・まきお)1964年(昭39)4月11日生まれ、神奈川県出身の56歳。88年4月スポニチ入社。92年1月にレース部へ異動。1年間の競輪取材の後、中央競馬担当に。2013年、21年ぶりに競輪の現場に復帰した。取材する機会の多いミッドナイト競輪は競走得点順に。「何番車ですか?」と尋ねられることもなくなった。