ニュース&記者コラム

【佐世保GⅢ決勝戦】吉田 記念初V!

 佐世保競輪のGⅢ開設70周年記念「九十九島賞争奪戦」は20日、12Rで決勝戦が争われ、吉田拓矢(25=茨城)が3番手から強襲して記念初Vを達成。地元の山崎賢人は落車のアクシデント。また、9Rで行われたレインボーC・A級ファイナルは隅田洋介がV。2着の佐藤一伸、3着の瓜生崇智とともに21日付でS級2班に特別昇級する。
 
 最後に同期の新山をかわして記念初Vのゴールに飛び込んだ。これまでGⅠの決勝を2回も経験しているビッグレースの常連ながら、タイトルとは無縁だった。20年最後の走りでGⅢタイトルをもぎ獲った。
 
 打鐘で先制した新山の3番手を確保。後方からの村上や山崎の仕掛けはスピードに乗らず、3角すぎから捲り気味に追い込んで突き抜けた。「勝てたことは素直にうれしいけど、満足してはいけない内容。新山さんの強さをあらためて感じた。今度は自力で記念を勝ちたい」。レース後は、すぐに反省の弁。『GⅠ勝利』を最大の目標に掲げる男は視線を前に向けた。
 
 直前の高松FⅠ決勝で落車で不安を抱えて臨んだシリーズだったが、2日目から3連勝。「3日目にセッティングを元に戻して、いい結果につなげられた。修正できたのは良かった」と収穫も口に。最高の形で20年を締めた。「もっと力をつけて関東を代表する選手になりたい」。力強い言葉で21年への思いを語った。
 
 ♤吉田 拓矢(よしだ・たくや)1995年(平7)5月7日生まれ、茨城県出身の25歳。107期生として15年7月に弥彦でデビュー。これが通算20回目、GⅢは初V。通算成績は436戦137勝。1㍍71、73㌔、血液型O。
 
 ◆次走 優勝の吉田拓矢は広島FⅠ(1月3~5日)、2着の新山響平は小田原FⅠ(1月8~10日)、3着の須永優太は前橋FⅠ(24~26日)。

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