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【GⅢ大宮記念決勝】深谷 GⅢ18度目V

 大宮競輪の東日本発祥74周年「倉茂記念杯(GⅢ)」は22日に決勝戦が行われ深谷知広(33=静岡・96期)が22年8月の小田原記念以来となる通算18回目のGⅢ優勝を飾った。2着は中本匠栄、3着は佐藤慎太郎。平原康多は5着で大宮記念4連覇はかなわなかった。

 吉田―平原―宿口―郡司―深谷―萩原―新山―佐藤―中本で周回。打鐘から新山―佐藤が上昇、吉田を抑えて前へ。最終H前から郡司―深谷が仕掛けると萩原がやや遅れて中本が深谷に続く。郡司―深谷―中本の逃げに新山―佐藤で最終Bを通過。吉田、新山は不発。深谷が最終4コーナーから踏み込んで優勝した。
 「郡司君が強かった。(郡司が)あの長い距離を行ってくれたおかげ。番手についての(記念)優勝は初めてなので、いつもと違う感覚です。(今後は)どちら(深谷と郡司)が前を回っても強いラインをつくれるように精進していきたい」
 郡司とともに強力な南関ラインを引っ張っていく気持ちを口にした。
 「大事なレースが続く(2月9~12日=地元静岡記念、同23~26日=GⅠ高知全日本選抜)ので気を引き締めていきたい」
 今年は郡司と深谷の南関コンビの走りがビッグ戦線の焦点のひとつになる。

 

 ◇深谷 知広(ふかや・ともひろ)1990年(平2)1月3日生まれの33歳。愛知県安城市出身。私立桜丘高卒。09年7月プロデビュー。通算成績は854戦334勝。主な優勝は第62回高松宮記念杯(11年)、第23回寛仁親王牌(14年)。1㍍69、79㌔。血液型B。

 

 ◆次走 優勝した深谷知広は30日~2月1日の松戸FⅠ、2着の中本匠栄は31日~2月2日の小倉FⅠ、3着の佐藤慎太郎は2月2~5日の奈良記念。

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