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【立川GⅢ最終日決勝】森田 番手捲りで記念初V

 立川競輪の開設72周年記念「GⅢ鳳凰賞典レース」は9月10日、12Rで決勝戦が行われ、真杉匠の番手から捲った森田優弥(25=埼玉・113期)が1着。記念初優勝を飾った。2着に佐々木悠葵、3着は平原康多が入り、関東ワンツースリーで決着した。

関東の結束感謝

 レースは佐々木がスタート。真杉―森田―平原―佐々木―高橋―新山―守沢―犬伏―北井で周回。赤板を迎えて真杉が後方を警戒しながら踏み上げる。北井が内を突いて関東勢の後ろ。打鐘6番手から新山が巻き返すが真杉も踏み込んで主導権。森田は新山の動きを見極めながら最終2コーナーから番手捲り。9番手の犬伏が捲るが不発。森田―平原―佐々木で直線勝負になり森田が押し切った。

 記念初優勝を飾った森田は「本当にうれしい。関東の皆さまに感謝しています」と喜びとともに関東5人で結束してくれた仲間に何度も感謝し、続けて「真杉が赤板から最終ホームまでかかっていたし、いいペースだった。最後の直線はビックリするくらい長かった」とレースを振り返った。

 「競輪はラインだと思うし、これからもラインで関東を盛り上げていきたい。(次の目標は)GⅠ決勝も含めて一つずつ上がっていこうと思います」。同期の真杉と連係して結果を出した森田もまた、今後の関東勢を引っ張る一人だ。

 ◇森田 優弥(もりた・ゆうや)1998年(平10)7月8日生まれ、埼玉県越谷市出身の25歳。県立大宮東高卒。2018年7月プロデビュー。師匠は山信田学(埼玉=83期)。20年6月の高松宮記念杯でGⅠ初出場。通算成績は381戦153勝。1㍍67、76㌔。血液型O。

 ◆次回出走予定 森田は29日~10月1日の京王閣FⅠ、2着の佐々木悠葵と3着の平原康多は15~18日のGⅡ青森共同通信社杯。

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