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【記者コラム】ビッグ勝負駆けめじろ押しの11月

 第65回競輪祭が小倉で開幕する。今年最後のGⅠで、26日には「KEIRINグランプリ2023」の出場9選手が出そろう。
 今年のGⅠを制した古性優作、山口拳矢、真杉匠は既に優先出場権を獲得。競輪祭王者が前記3人と重複しなければGⅠ優勝枠は4つ。残り5枠が賞金上位者となる。賞金枠では3位の佐藤慎太郎、5位の松浦悠士が当確。6位の清水裕友も、ほぼ安全圏。残るは2枠。脱落の恐れがあるのは7位の深谷知広、8位の脇本雄太、9位の新山響平。10位以下の選手が優勝した時点で、この中の1人が脱落する。また10位以下の選手が表彰台に(優勝者を含めて)複数登った時、脱落者の数がさらに増えることも付け加えておく。あとは現地の取材班が出場条件を随時更新してくれるので参考にしてほしい。
 11月末まで選考期間の大会がもう一つ。来年2月に岐阜で開催されるGⅠ全日本選抜だ。この選考基準が厄介で毎年、選手に逆取材される。ややこしいのが「各都道府県における平均競走得点第1位者と、各8地区の1~3位者(開催時S1)」という項目だ。
 中部地区を例に考えよう。地区トップの浅井康太は三重1位、地区2位の山口拳矢は岐阜1位と重複。山口に関しては来年のSS班の出場権利が優先される。代わりに川口公太朗が岐阜1位枠に繰り上がる。よって現在3位の坂口晃輔が地区1位となるが、坂口は斡旋停止で出場できないため4位の谷口遼平が地区1位に。柴崎淳が2位、皿屋豊が3位へ繰り上がる。
 車券的には地区3位に届きそうな選手や「残余枠は平均競走得点上位者」の項目で出場を目指す選手の勝負駆けを狙うのが面白い。なお「過去3回以上優勝した者(開催時S1)」や「選手選考対象期間において2カ月以上JCFトラック種目強化指定(A)に所属した者(開催時S1)」というレアな項目もあるのでご注意を。

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