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【玉野FⅠ最終日12R】伊藤 直線強襲V

 玉野競輪の「創刊75周年記念・スポニチ金杯争奪戦(FⅠ)」の決勝戦が6日の12Rで行われ、3コーナーから仕掛けた伊藤颯馬(24=沖縄)が、逃げる北井佑季をとらえ1着。10月武雄FⅠ以来、5回目のS級優勝を飾った。2着に北井、3着は小川勇介が入った。

 予想通り北井が主導権を奪い逃走を図ったが、最後に伊藤が自慢の強烈なスピードを発揮。強敵の北井をとらえて優勝を飾った。

 展開は前受けの伊藤以下九州勢を後方から北井が叩いて赤板過ぎから先制。伊藤は3番手の内で粘る展開となったが、バックで外の桑原をさばいた勢いで踏み込んだ。そのスピードは鋭く、逃げ切りを狙う北井を直線で一気にとらえ快勝。

 「(S取り)前々と攻めるつもりでした。ちょっとやばいなと思ったが、北井さんの上を行けたんで感じは良かったです」

 初日の特選は北井に突っ張られて7着に大敗。その悔しさを本番にぶつけ、終始にこやかな表情だった。

 今後の目標を聞かれると「特に目標はないです。一走一走大事に走りたい」とキッパリ。次走の佐世保GⅢ開設73周年記念(14~17日)でも気負うことなく伊藤らしい走りを披露して、期待に応えてもらいたい。(下野 章雄)

 ♢伊藤 颯馬(いとう・そうま)1999年(平11)3月24日生まれ、沖縄支部所属の24歳。115期生として2019年7月、武雄でデビュー。ダッシュ力を生かした捲りに最も威力を発揮するが、幅のある動きができる九州期待の機動力型。1㍍72、70㌔。血液型AB。

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