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【小倉FⅠスポニチ杯最終日決勝】瓜生 差し切り今年2V

 小倉競輪の「創刊75周年スポーツニッポン杯」が最終日の12月23日、第12RでハイライトのS級決勝が争われ、2角から捲った林マークの瓜生崇智(28=熊本)がG前差し切り、11月佐世保FⅠ以来、今年2度目の優勝を飾った。2着に林大悟、3着に吉本卓仁が入線し九州勢が上位を独占した。

 九州4車が結束。先頭を志願した伊藤が前受けから突っ張るも、久米の逆襲に九州の隊列が乱れた。4番手に収まった林が満を持して2角捲りで前団を飲み込むと、ピタリと追走した瓜生が直線で林を捕らえ値千金の優勝ゴールだ。今期、瓜生の準決までの1着回数は13回。この優勝で勝ち星を14に積み上げ、ウィナーズカップ(選考期間7月~12月)の出場切符(3月21日~24日=取手)を手にしている。

 絶好の展開を確実にモノにした瓜生は「体調がイマイチ良くない中で勝てたのは大きい。すべては展開を作ってくれたラインのおかげ」と顔をほころばせた。今年ラストのあっ旋を最高の形で締めくくった瓜生。「グレード戦で結果を出せるよう、しっかりトレーニングを積んでいきたい」と力強く抱負を語った。来年6月をメドに熊本競輪が再開される予定。瓜生はさらなる飛躍を誓った。 

 ◇瓜生 崇智(うりう・たかとも)1995年(平7)2月17日生まれの28歳。109期在校成績5位の成績を収め16年7月高松でデビュー。20年11月の高松で通算100勝。11月佐世保FⅠ以来、今年2回目の優勝。通算成績は583走171勝。1㍍70、78㌔。血液型A。

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