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【川崎記念決勝】嘉永 飛躍のGⅢ3V

 川崎競輪・開設75周年記念「GⅢ桜花賞 海老澤清杯」は7日、12Rで決勝が争われ、嘉永泰斗(26=熊本・113期)が昨年5月の函館記念以来、3回目のGⅢ優勝を飾った。

 レースは山田がスタート。古性―山田―郡司―佐々木―嘉永―松岡―新山―佐藤―松本で周回。赤板から嘉永―松岡が上昇すると郡司―佐々木が抑えて前へ。打鐘で新山―佐藤―松本が仕掛ける。郡司は松本と絡むが松本が3番手確保。新山―佐藤―松本―郡司―佐々木で最終周。最終H6番手から嘉永―松岡がスピード良く浮上。嘉永は佐藤のブロックを受けるが乗り越え直線伸びて優勝。嘉永―松岡に続いた古性―山田が直線で迫り、山田が2着。

 嘉永は「(決勝は)想定内の展開のひとつでした。新山さんの後ろ攻めもあると思い焦らずに動けた。決勝は重かったけど今回は日に日に良くなっていた。佐藤さんに、いいけん制をもらいながらも何とか乗り越えられて良かった。(優勝は)うれしいです」とレースを振り返り、喜びを語った。

 昨年の嘉永は、3月の別府ウィナーズカップで決勝進出、5月の函館記念優勝と年間を通して上昇。今年の飛躍が期待される1人だ。「今年の目標はGⅠの決勝戦に乗ること。決勝戦に乗れば次に(優勝に)つながると思う。次のGⅠのダービー(30日~5月5月)に向けてしっかり練習します」。郡司、古性、新山らを破る価値ある優勝で、今後のビッグ戦線でも注目を集めるはずだ。

 ◇嘉永 泰斗(かなが・たいと)1998年(平10)3月23日生まれ、熊本県出身の26歳。2018年7月プロデビュー。通算成績は393戦172勝。1㍍75、80㌔。血液型O。師匠は倉岡慎太郎(59期)。

 ◆次走 優勝した嘉永は松山FⅠ(17~19日)、2着の山田久徳は四日市FⅠ(16~18日)、3着の古性優作は西武園記念(20~23日)。

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