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【岐阜スポニチ杯決勝戦】吉沢 単騎捲りでV

 岐阜競輪「スポニチ杯・HPCJC杯」のS級決勝戦が22日、第12Rで争われた。別線の踏み合いを単騎の吉沢純平(39=茨城)が豪快に捲って、1月京王閣以来の優勝を飾った。先行した谷口遼平に乗った松谷秀幸が2着。松谷を追走した内藤秀久が3着に入線した。なお、第11Rで行われたガールズケイリン決勝は山口真未(32=静岡)が大外から豪快に捲りを決めて今年5度目の優勝を飾った。

 一撃で混戦を制した吉沢。前受けから谷口が突っ張り先行を敢行も、酒井雄多が打鐘で一気に巻き返して両者で激しく踏み合う形に。冷静に戦局を見極めると、2コーナーから一気にスパートして、前団を捉えてVゴールを駆け抜けた。 

 「単騎で何もしないとかは嫌だったので、絶対に仕掛けるという気持ちを持っていたので踏めましたね」

 関東屈指の実力派が、ここ一番で勝負強さを見せた。今節は連日番手回りだったが、本業の自力戦で本領を発揮した。当所では2月全日本選抜の落車で右膝靱帯(じんたい)損傷して、1カ月以上の欠場を余儀なくされた。「全日本選抜で落車したけど、いい流れをつくれて落車の不安を払拭できた」。結果を出して心身ともに復調ムードは著しい。

 次走は日本選手権(30日~5月5日、平)。「今回、自転車を戻して感覚も上向いているし、良かったと思う」。収穫も大きいシリーズとなった。勢いに乗る実力派が大舞台でも卓越した走りを駆使してGⅠVを目指す。

 ◇吉沢 純平(よしざわ・じゅんぺい)1985年(昭60)3月16日生まれ。茨城県出身の39歳。101期。2012年7月松戸でデビュー。14年4月名古屋でS級初優勝。18年全日本選抜でGⅠ初優出。師匠は武田豊樹(88期)。1㍍69、74㌔。血液型A。

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