ニュース&記者コラム

【高知スポニチ杯FⅠ最終日S級決勝】東 気迫の番手戦でV

 高知競輪のS級シリーズ「スポーツニッポン杯争奪戦(FⅠ)」は4月26日、12RでS級決勝戦が行われ、東龍之介(34=神奈川)が番手戦でさばき抜け出してV。22年9月川崎FⅠ以来の優勝を飾った。

 逃げ粘った日高裕太が2着、東矢圭吾が3着だった。

「今後も自分のスタイルを貫く」

 並びは前から東矢―筒井に単騎の西村が続き、日高―東―松坂の南関勢で後方に単騎戦の山岸。打鐘で日高が一気に叩いて主導権。内から山岸が中団をキープ。人気の東矢は5番手。2コーナーから東矢が加速するが、番手の東のブロックで不発。逃げた日高の粘りが良く、東がゴール寸前で捉えての優勝。その差はわずかに⅛輪だった。

 優勝した東も「最後は差した感じがイマイチ分からなかったが、うれしいですね」とほっとした表情。

 準決では日高を差し切れず悔しい思いをしたが、決勝ではきっちりと決めた。

 「日高君がすごい良いレースをしてくれた。東矢君はスピードがあるので来るだろうなあと構えていた」3コーナーではドンピシャのタイミングでブロックし、東矢の勢いを止めた。

 「今回は3日間、連に絡めて優勝できました。今後も自分のスタイルを貫き頑張っていきます」

 南関有数の気迫のマーカーとして、グレードレースでの活躍も期待したい。(下野 章雄)

 ♢東 龍之介(ひがし・りゅうのすけ)1990年(平2)1月13日生まれ、神奈川支部所属の34歳。96期生として09年7月前橋でデビュー。南関地区では有数の厳しいマーカーとして定評がある存在だ。通算成績は1299戦251勝。今回が通算16度目の優勝。1㍍75、79㌔。血液型AB。

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