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【岐阜GⅢ最終日S級決勝】清水 SS連係で必勝V

 岐阜競輪の開設76周年記念「長良川鵜飼カップ(GⅢ)」は9月7日、第12Rで決勝戦が行われ清水裕友(30=山口)がホームカマシの犬伏湧也をゴール前でちょい差し。今年4月高知記念以来、通算14度目のGⅢ優勝を飾った。

 2着は犬伏、3着には志智俊夫が入った。

 若干のスタートけん制が入り、清水が前へ。犬伏―清水―菅田―村田―嘉永―中村―園田―纐纈―志智で周回。纐纈が赤板で前を抑えると村田、菅田が切り替え、中団に九州勢。8番手に下げた犬伏は打鐘4コーナーの山おろしを使って全速カマシ。抜群のスピードで纐纈を叩き切ると、最後は中四国SSコンビの一騎打ち。ゴール寸前で差した清水が今年2度目、通算14度目のGⅢ優勝を飾った。

 「初日は犬伏君にギャフンと言わされたけど味方だと頼もしい。カマせば決まると思ったし、最後の踏み直しもすごかった。自分は何もしていない」と盟友であり、ライバルでもある犬伏の走りを大絶賛。その上で現状の自分を語り出す。
 「グランプリ賞金を気にするような順位じゃない。SSをキープするには、GⅠ優勝するしか無理だと思っている。自力でも勝ち切れるくらいの力を付けないと。もう少し煮詰めて、ここから立て直したい」

 次走はGⅡ共同通信社杯。「この優勝を無駄にしないように」と決意を固めて岐阜バンクを後にした。
(岡田 光広)

 ◇清水 裕友(しみず・ひろと)1994年(平6)11月9日生まれ。山口県出身の30歳。105期生。通算848走273勝37V。2020年2月の全日本選抜(豊橋)でGⅠ初制覇。GⅡは3度、GⅢは14度優勝。師匠は国村洋(80期)。1㍍68、82㌔。血液型A。

 ◆次走 優勝した清水、2着の犬伏、3着の志智は、いずれもGⅡ共同通信社杯(12~15日、福井)。

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