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【佐世保GⅢ最終日S級決勝】松浦 23度目のGⅢ制覇

 佐世保競輪の開設75周年記念GⅢ「九十九島賞争奪戦」は12月7日、12Rで決勝戦が行われ、松浦悠士(35=広島)が23度目のGⅢ制覇。

 2着は佐々木龍、3着は角令央奈で3連単は21万円オーバーの高配当決着となった。

 人気を集めた地元の荒井崇博は6着に敗れた。

復活見えた

 苦難の連続だった25年。今年初、通算23度目のGⅢ優勝が、復活ロードを歩む松浦に大きな力を与える。

 今年4度の落車、3度の骨折で2年ぶりのグランプリ出場は遠い存在に。今回も「3日目までのデキが悪過ぎた」と、万全には程遠い状態だった。

 「犬伏君がいいタイミングでフタをして、叩くのも上手。カカリも凄かった。自分に余裕がなくて踏むのが早くなってしまい、犬伏君に申し訳なかったです」

 同じ中四国地区の頼れる大砲が別線に主導権を渡さず駆けてくれたことが最大の勝因だった。

 「セッティングをいじって、3日目までよりもだいぶ良くなった。それでも今回はラインのおかげ。自分で戦うにはまだまだ」

 中2日で伊東記念、その後は2年連続5度目のVを狙う地元記念に挑む。しかも、リニューアルしたばかりの広島競輪場が舞台だ。 「今年の残り2場所を頑張って来年につなげたい」

 反撃を期す26年に向けて残り2度のGⅢでも存在感を示す。(本間 正則)

 ◇松浦 悠士(まつうら・ゆうじ)1990年(平2)11月21日生まれ、広島市出身の35歳。98期生として10年7月にプロデビュー。通算68度目のVで、24年12月の広島記念in玉野以来23度目のGⅢ優勝。1㍍68、77㌔。血液型O。

 ◆次走 優勝した松浦悠士は11~14日の伊東GⅢ、2着の佐々木龍は17~19日の伊東FⅠ、3着の角令央奈は15~17日の防府FⅠ。

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