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【伊東GⅢ最終日決勝】深谷 地元記念連続V

 伊東競輪開設75周年記念GⅢ「椿賞争奪戦」は14日、12Rで決勝戦が行われ、深谷知広(35=静岡・96期)が捲って優勝した。深谷のGⅢ優勝は、3月の名古屋記念以来、通算24回目。また2月の静岡記念制覇に続いて今年は〝地元記念連続V〟となった。

 レースは深谷がスタート。残り2周半で中野―成田が上昇すると深谷は一度突っ張るが3番手に入る。外の三谷は簗田がさばく。最終周、深谷は後方の清水を警戒しながら最終2角3番手から捲って突き抜けた。

 「中野君が来るだろうから、どう対処するか。あの位置(3番手)をキープしてからはかぶらないように。脚もためつつ踏み込めた」と冷静にレースを振り返った。そして「先行もあり、捲りもあり充実した4日間だったし簗田君と良い経験ができた」と地元ワンツーに笑顔を見せた。

 伊東記念は15年以来、2回目の優勝だが当時は愛知登録。21年1月に静岡移籍後は初優勝で「(伊東記念は)意識していました」。今年の走り納めを最高の結果で締めくくった。「来年しっかり戦えるように準備したい」。SS復帰を目指して来年は1月4~7日の立川記念から始動する。

 ◇深谷 知広(ふかや・ともひろ)1990年(平2)1月3日生まれ、愛知県安城市出身の35歳。私立桜丘高卒。09年7月プロデビュー。通算成績は1129戦435勝。主な優勝は第62回高松宮記念杯(11年)第23回寛仁親王牌(14年)。1㍍69、79㌔。血液型B。

 次走 優勝した深谷と3着の清水は26年1月4~7日の立川GⅢ、2着の簗田一輝は20~22日の静岡FⅠに出走予定。

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