和歌山競輪の開設76周年記念「オッズパーク杯 和歌山グランプリ(GⅢ)」は12日、12Rで決勝戦が行われ、脇本雄太(36=福井)が昨年10月京王閣以来、18度目のGⅢ優勝を飾った。2着は郡司浩平、3着は簗田一輝だった。なお4日間の総売り上げは76億6018万9000円。目標の65億円を大幅に上回った。

和歌山記念の優勝カップを手にする脇本
9番手でもお構いなし。脇本が異次元のスピードで今年初戦を制した。
「自分が苦しい状況の中で1着が獲れて自信になるし、次につながると思う」
レースは松井―郡司―簗田―和田―酒井―高橋―渡部―杉浦―脇本で周回。残り2周で酒井が松井を叩いて先頭に立つが、4番手に下げた松井が打鐘前に主導権を奪い返す。最終2角で8番手の杉浦が捲っていく。9番手の脇本は杉浦を追うと直線で鋭く伸び、ゴール直前で郡司を捉えた。
「落ち着いて行けるところでと思って、前の動きは気にしていなかった」
昨年10月に左肘関節脱臼骨折の大けが。昨年末のGPで復帰して、まだ万全ではない中でも強さを見せつけた。7日の立川記念で弟の勇希がV。兄も最高の結果で続いた。
「(弟に)負けたくない意地が多少あるし、それが出たかな」
左肘の状態が戻れば、もう無敵。グランプリスラマーが今年の競輪界も中心に立つ。(亀田 克也)
◇脇本 雄太(わきもと・ゆうた)1989年(平元)3月21日生まれ、福井県福井市出身の36歳。94期。主な優勝はGP1V、GⅠ10V、GⅡ2V。GⅢ優勝は今回が18度目(和歌山記念は3年ぶり2度目)。通算成績は1023戦435勝。1㍍80、72㌔。
◆次走 優勝した脇本雄太は平GⅢ(22~25日)、2着の郡司浩平は小松島GⅢ(29日~2月1日)、3着の簗田一輝は松阪FⅠ(2月1~3日)。


