2日目は雲一つない好天に恵まれた。初日のような強い風も吹かず、絶好のコンディションの中、二次予選は主力級が順当に上位進出を果たした。とくに初日特選を制した坂井(8R)は4番手にすかさず追い上げるなど戦法にも幅を感じた。踏み出しといいゴール前の粘りといい着実に力を付けている印象だ。守沢、新田、松浦のSS班3強も順当に白星を手にした。
さあ準決。10Rは動きのいい坂井が1番車のおまけ付き。中団キープから得意の捲りを放つ。番手が守沢なら差せる。❼=❶からだが、志田がスンナリと先制すると坂井がてこずる。志田ペースになると浅井が坂井に合わせてタテに踏む。❷❶、❷❼を押さえる。
11Rは準決の一番の激戦区。気配のいい翼(北津留)や森田、さらに三谷が別線に控え、一筋縄ではいかない。好枠の分、新田が位置取りも有利に運べる。別線勢の動きを見極め新田が勝負どころでタテに踏む。マーク佐々木雄で❶❼から逃げ切り連発で気を吐く森田への❶❸。それに一発をもくろむ翼への❶❷。
12Rは松浦が中心だ。初日特選に続き佐々木豪と連係できる。3番手に匠(園田)が付くラインは強力。佐々木豪もこのライン構成だとヘマはできない。突き抜けの❶❺から佐々木悠が一発捲りで迫る❶❸。(スポニチ評論家・吉岡稔真)