2日目の8日は久留米市内のホテルで児玉碧衣選手の500勝達成祝賀会があり、別府から会場まで移動。祝賀会では祝辞も述べさせていただいた。児玉選手は立川GPを控える身。暮れの大一番で結果を残し、これ以上ないパーティーをぜひまたやってほしい。
準決を振り返ろう。10Rは予想通り志田が先制したが、坂井がすかさず巻き返した。坂井の踏み出しに守沢が離れ、浅井が坂井を追う意外な流れ。浅井がまんまと番手差し。浅井後位にはまり3着に入線した守沢だけど、マーク型として反省点の多い一戦だった。
11Rは翼(北津留)が男気を見せ鐘前先行。切って3番手を確保した三谷の巧さが光った。2着健一郎(大塚)、3着に哲男(渡部)と不動会のメンバーが優出したのは嬉しい。12Rは佐々木豪がドンピシャの鐘4角かまし。キッチリ残した松浦には余裕が感じられた。3着には岩本を追った内藤が突っ込んだ。
さあ決勝。徹底先行は不在。佐々木豪―哲男を従え松浦が自力で対処することになった。構成上、松浦の先行もありうる。番手スンナリを条件に❶=❾から入るが、突き抜け❾❹が盲点。守沢も黙ってはいまい。最終的に前々と振る舞う守沢を絡めた❶=❷、❾❷。2車の九州コンビは劣勢。ツボにはまると三谷が一撃。(スポニチ評論家・吉岡稔真)