深谷知広(12R➎)
地元の清水裕が7連覇を目指すシリーズ。太田や取鳥、河端までいてお膳立てが整っているが、中国勢をまとめて蹴散らすとすれば深谷しかいないだろう。
「親王牌はちょっとピリッとしなかったですね」
と言うものの、今年は武雄と熊本でGⅢを制覇。ほとんどGクラスの競走を走りながら年間最多勝争いにも参戦している。賞金ランクは10位で地元開催の静岡グランプリ出場へ、しびれる位置にいる。
「そこ(GP)は意識している。ただ、目の前の一走一走を頑張ることに変わりはないですね」
初日特選は清水裕を背に風を切りそうな、世界選手権メダリスト・太田とのマッチアップが最大の焦点になるだろう。
「そういうことも頭に入れて展開を組み立てたい」
15年4月のGⅡ共同通信社杯以来の防府で持ち前の爆発力を示す。