菅田壱道(10R❸)
徹底先行が不在だった二次予選6Rで主導権を握ったのは菅田だった。
「誰も長い距離を行きたくない中、(機動型で)一番年長の自分が(苦笑い)。自在選手は先行ありきだと思っているし、順番が来てちゅうちょせずに行けたのは良かった」
竹内に差されはしたが、自身で「完璧なレース」と振り返った打鐘前からスパートの積極策。寛仁親王牌でも果敢な攻めを見せていたが、今回も体がきっちりと反応している。
「状態はいいと思う。準決勝も仕掛けるべきところで、しっかりと動けたら」
今回が今年7度目のGⅢ参戦。過去6度は4優出で奈良と富山でも決勝進出しており、33バンクは得意にしている。準決の10Rは吉田拓、山口拳に河端と強敵ぞろい。混戦になればなるほど、展開に応じて多彩な攻めを繰り出せる菅田の自在性が生きてくるはずだ。