２日目ラストは〝29歳のユウゴ〟対決に注目が集まる。初日は共に白星発進でこれが４度目の対戦。５月の和歌山ＦⅠ決勝は、単騎で駆けた藤井を、取鳥が捲り気味に追い込んでＶ。これが初めて取鳥の先着だった。Ｓ班の松浦を背にする取鳥の方に熱い視線が注がれそうだが、勢いなら直前のＧⅠ高松宮記念杯で白虎賞、準決勝に進出した藤井も負けていない。

　「初日はいいペースで踏めたし、最後も気持ちで踏み直せた。ＧⅠである程度戦えて、以前よりも緊張しなくなったかな。余裕が出てきましたね」

　連係した山本も「ワッキー（脇本雄太）や寺崎（浩平）とは違う強さがある」と絶賛。選手間での評価もうなぎ上りだ。７月からは１班に復帰し、ＧⅡサマーナイトフェスティバルとＧⅠオールスターの初出場も決まっている。乗れている男に乗るしかない。