本来の調子には程遠いが松浦がきっちりと決勝に名を連ねた。九州、北日本トリオに単騎の森田もいて大激戦の決勝戦。昨年のグランプリ王者がキーマンになるだろう。

　決勝は「自力自在」。犬伏、取鳥がベスト９入りを逃し、頂上決戦が今節初の自力戦になった。　「（前回の）高松宮記念杯も体的には８割方戻っていたけど、その8割を10割使えてなかった。今回は8割の10割をしっかりと使えている。そこが違う」

　前検日に高松宮記念杯を振り返り、「体が使えていない」ことを〝自力が出ない要因〟と話した。今回は自ら動いても不安はなさそうだ。準決も「脚を使った割には車が出ている」と復調の手応えをつかんでいる。自力戦に備えハンドルの修正も示唆。〝自力自在〟で流れでは何でもやる構え。２度の準Ｖがある久留米ＧⅢで今度こそ初制覇だ。