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【稔真チェック】武雄GⅢ2日目11R 松浦の捲りを山田英が差す

 競輪ほど地元意識が働く公営競技はない。番組さんの恩恵を受け、初日は地元勢が幅を利かせた。地元佐賀から参戦した7人全員が2次予選へとコマを進める〝がばい旋風〟だ。今記念の売り上げ目標は55億円。地元勢の頑張りは売り上げにも直結する。英明、庸平の山田兄弟をはじめ、地元勢には2次予選での奮起を促したい。

 初日注目の特選は脇本が勝った。道中脚を使わず8番手。予想通り新山が駆け、吉田、松浦が捲りを打つ流れになったけど、その外を11秒2のラップでひと捲りした脇本のスピードはまさしく破格。きょうの2次予選(12R)も敵なしの印象だ。新山は積極的だったけど、噴かしすぎ。武雄は直線が異常に長い。あれだけ踏めばもたない。もう少し考えた組み立てが必要だ。

 2日目の2次予選。前回覇者の平原は10R。菊池がおそらく行く。3番手固める木暮も白星発進で上機嫌。平原が車間を空けて追い込む❼❶から菊池を残す❼❾。11Rは松浦と(山田)英明が連係。1番車に構える松浦が好位捲り。自力を残している英明なら差せる。❾❶から入る。侮れないのが荒井(崇博)を師匠に持つ瑠偉(橋本)。昨年1月に栃木に移籍。真杉(匠)らと汗を流すことで脚力アップ。❾❷と瑠偉を追う岡本が突っ込む❾❼を穴目で推す。(スポニチ本紙評論家・吉岡稔真

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