二次予選はＶ有力候補が順当に上位進出を果たした。今のＧⅢの概定では２日目の二次予選が７個レースある。ＳＳ班がぶつかることはほぼないし、九州勢にも配慮した番組だから予想通りの結果だったと言える。ただし、主力がぶつかる準決ともなるとそうもいかない。

　10Ｒは新山に対し伊藤がどう攻めるかが焦点。英明（山田）が付くわけだから、伊藤が目いっぱい噴かす可能性がある。１番車の新山が中団をキープ。スピード上位の新山に英明が合わせられるかどうか。新山が行ってしまえば慎太郎（佐藤）への❶❾となるが、英明の番手捲りが決まれば慎太郎が突っ込む❺❾が魅力。

　11Ｒは平原と松浦が対戦。枠番がいい平原が吉田を好位へと迎え入れる。吉田がかまし、捲り。中団の位置は松浦が確保する。力で❶＝❼を推すが、松浦不発のケースでは直線が長い分、木暮が突っ込む❶❺。

　12Ｒは脇本だ。連日後方からの仕掛けになってるけど車は出てる。庸平（山田）が気合のマーク。❶＝❼は外せない。菊池の踏み方次第では脇本が苦しむパターンがある。小松崎が菊池ラインを追走し自分のタイミングで仕掛けると❶＝❸が狙える。よもや脇本が2センターであおりを受け、外回りを余儀なくされると庸平が内を突っ込む❼＝❸が盲点。（スポニチ本紙評論家・吉岡稔真）