熱戦が続く伊東競輪の大阪・関西万博協賛GⅡ「第9回ウィナーズカップ」は、3月23日が最終日。メインの第12R、GⅡの決勝戦だけでなく、第9Rで争われる女子の新鋭レーサーによる一発勝負「第7回ガールズフレッシュクイーン」も見逃せない。
出場するのは124期、126期の平均競走得点上位者(選考期間は昨年7月から12月)。異次元パワーで成績抜群の仲沢春香(126期)を中心に、権利を得た7選手が激突。優勝賞金48万1000円(副賞含む)を懸けて熱いバトルが繰り広げられる。
仲沢 底力が違う
ガールズフレッシュクイーンは仲沢春香が中心
10場所連続優勝中
出場選手はレース前日の22日に競輪場入り。調子の面など直前の気配が気になるにしても本命は実力で群を抜く仲沢春香で動かない。
昨年8月函館から今年1月前走大宮まで、単発レース1回(11月防府ルーキーシリーズプラス)を含め10場所連続優勝中。函館の次の9月平塚の予選で2回2着となった以外は全て1着で、平塚の決勝から前走大宮の決勝まで23連勝中だ。
ナショナルチームに籍を置き大宮の後は2月にマレーシアでのアジア選手権、3月はトルコでのネーションズカップと競技で海外に遠征。トルコからは帰国して間がなくコンディションの面に多少の不安はあるかもしれないが、問題にせず強さを発揮するとみる。
ルーキーシリーズプラスでは打鐘先行で同期のライバルを圧倒。ここも自信に満ちた走りで力の違いを見せつけるか。連勝を24に伸ばして人気に応える。
竹野百香 熊谷芽緯
強敵は竹野
力勝負で仲沢に迫るのは124期在所1位の竹野百香。直近4カ月の9場所で5V。仲沢とは1月大宮の初日と決勝、昨年9月29日から10月1日の名古屋でも初日と決勝で対戦しているが先着はない。昨年(高知)の3着から、ここで仲沢を破ってラストチャンスをものにできるか。積極果敢に攻めの走りで結果を求める。
強烈なダッシュに磨きを掛け、積極策でパワーアップを印象づけているのが熊谷芽緯。124期だが昨年は権利を取れずに不出場。その分だけ、ここに懸ける意気込みは強い。まずはしっかり仕掛けて悔いの残らない走りを。その先に好結果が。力を出し切りたい。
松井優佳 大浦彩瑛
松井優佳は124期の在所2位で卒記クイーン。昨年は無念の失格。その悔しさを今年にぶつける。仲沢とは1月大宮の2日目と決勝でも対戦。ここで巻き返しなるか。
126期で勢いづくのは大浦彩瑛。前々走3月岐阜で強敵を相手に後方からの捲りを決めて初Vゲット。直前の大宮でも3走とも自力を出して好走している。展開がもつれるとチャンスが生まれそう。
中島瞳 宇野紅音
126期在所2位の中島瞳も1月小倉でうれしい初V。自在戦で流れに乗ると上位争いへ。宇野紅音は7人の中で唯一、優勝経験がないが124期で23年7月本デビューから決勝2着は9回。堅実さでは負けない。熊谷と同じく、今年がフレッシュクイーン初出場。好位を取って浮上を狙う。