別府決勝 3番手から捲った守沢太志(38=秋田・96期)が連覇を達成。昨年11月の四日市記念以来となる通算4度目のGⅢ優勝を決めた。
来年SS陥落も気持ち新た
レースはスタートで浅井が出て、三谷―浅井―松浦―佐々木―渡部―守沢―内藤―松本―大塚で周回を重ねる。
残り2周を前に松本が動く構えを見せると、これを制して守沢―内藤が前へ出る。打鐘で松本―大塚が先制。守沢が3番手をキープして三谷が5番手、松浦は7番手に。先に捲った三谷は守沢のけん制で失速。あおりを受けた松浦は内を狙うも前が詰まってごちゃつく。バック3番手から守沢―内藤で捲り切る。松浦と三谷は大塚(3着入線も失格)のけん制で落車した。
インタビューに臨んだ守沢は「内藤さんに任せてもらえたので、自分のできることをやろうと。先行すると思っていた松本君の3番手を取れたし、理想的な展開だった」と笑顔で振り返った。「このメンバーで自分でやって優勝できるとは思わなかった。これが今年の初V。SSとしてはふがいないレースばかり…。お客さんに迷惑をかけて申し訳なかった」。
来年はSSから陥落するが「赤パンツから黒パンツになってもFⅠ戦で頑張りたい。また別府に来る機会があればしっかり頑張るので応援してください」と締めくくった。
◇守沢 太志(もりさわ・ふとし)1985年(昭60)7月20日生まれ、秋田県大仙市出身の38歳。96期。20年から3年連続でグランプリ出場。これが通算37度目のVで、GⅢは昨年11月の四日市記念以来4度目のV。1㍍70、75㌔、血液型B。
◆次走予定 優勝の守沢太志は12月21~24日の玉野GⅢ、2着の内藤秀久と3着の佐々木豪は16~18日の松山FⅠ。