ニュース&記者コラム

【松戸GⅡサマーナイトF決勝】真杉 〝ナイタービッグ3連覇〟

 真杉と尾方が3日制最後のサマーナイト優勝―。令和6年能登半島地震復興支援競輪・GⅡ「第20回サマーナイトフェスティバル」の決勝戦は15日、松戸競輪場で行われ、真杉匠(25=栃木・113期)が優勝。賞金1570万円を獲得した。真杉のGⅡ優勝は初。また「ガールズケイリンフェスティバル2024」は尾方真生(25=福岡・118期)が優勝、賞金340万円を獲得した。尾方のビッグ優勝は初。

 匠の技がキラリと輝いた。真杉が昨年8月の西武園オールスター、同11月の小倉競輪祭に続く〝ナイタービッグ3連覇〟を成し遂げた。「夜王」の称号を誰にも渡さない25歳は「今回は最近になく自転車が進んでいい感じだった。不安なく楽しんで走れた」。少年のような、あどけない笑みを浮かべて勝利の余韻に浸った。

 前受けした近畿勢が南関勢を突っ張りハイスピードバトルのゴングが鳴った。強引に前へ出た北井後位に脇本―古性がハマる流れ。残り1周で真杉は立ち後れた郡司をどかして4番手を確保すると、番手捲りの脇本の上を捲りでねじ伏せに出た。3コーナーで古性の強烈なブロックを浴びて一瞬、スピードが鈍ったが再加速。ゴール線を真っ先に駆け抜けた。「脇本さんがずっと凄いカカリだった。古性さんのブロックもけっこういい感じだったので、だいぶ止まったが、どうにか(コーナーの)下りを使って行けた」と振り返り汗をぬぐった。

 年頭は練習中のケガで出遅れただけに「(後半戦は)いいスタートが切れた。(賞金加算で)少しは楽になったかな」。関東のニューエースは勝負の後半戦をにらんだ。

 ◇真杉 匠(ますぎ・たくみ)1999年2月1日生まれ、宇都宮市出身の25歳。作新学院高卒。通算成績は515戦201勝。通算取得賞金は3億3775万円。主な優勝は第66回オールスター競輪(23年)、第65回競輪祭(23年)、第20回サマーナイトフェスティバル(24年)。1㍍75、76㌔。血液型A。

 ◆次走 優勝した真杉匠は福井記念(20~23日)、2着の吉田拓矢は弥彦FⅠ(29~31日)、3着の新田祐大は久留米FⅠ(8月1~3日)。

 ◆売り上げ 今大会3日間の売り上げは64億6833万円。目標額の55億円を大きく上回った。

KEIRINスポニチ ファン必見!
最新ニュース配信、ミッドナイト詳細予想、記者コラム、ガールズケイリンなど無料で見られる情報が満載。そのほか、お得なキャンペーンも。