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【熊本GⅢ最終日・キーマン】(12R❺嘉永泰斗&❻中川誠一郎) 熊本の底力

 準決11Rは東矢の先行に乗った嘉永が番手捲り。最後は中川が差し切って、熊本が誇るダブルエースのワンツーが決まった。ここに入るまでは2人とも万全の過程とは言いがたかったが〝熊本競輪場リスタート元年〟最初の熊本記念にきっちりと合わせてきた。

 3年前の71周年覇者・嘉永は3走連続2着で勝ち上がった。「しっかり力を出し切れているし、感触は悪くない。(近況は流れや調子が良くなかったが)もう吹っ切れたので」。狙うは7月の再開初戦だったFⅠ戦に続く地元戦連続Vだ。

 「優勝は気にせず、自分か誠一郎さんか、熊本から優勝者を出せるように」。魂の自力勝負を披露する。

 66、68、69周年覇者の中川は「自分の力というより乗せてもらった感はあるけど、しっかり気持ちは入っています」。22年7月佐世保記念以来のGⅢ決勝進出。嘉永と熊本の底力を示す。

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