【12R】清水が抜けて松浦―園田❼❻
SS班5人をはじめ、今年も好メンバーが参戦する。主力級のほとんどがこの後、今年ラストのGⅠ競輪祭を控える身。落車だけは避けたいだろうけど、自らの状態も把握しておきたい。競輪祭を見据えた調整を繰り返す一方、地元勢だけは話は別。当地は今記念の後、メインスタンドを中心に大幅な施設改善に入る。2年間、開催がないとなると地元勢はしっかり足跡を残しておきたい。
中でも大将格の清水に注目したい。何しろ地元記念5連覇がかかる身。宮本隼輔、町田太我の欠場はマイナス材料でも、清水にとって盟友・松浦の存在は頼もしい。先の寛仁親王牌では動きひと息だった清水だけど、ライフワークとも言える地元記念を備え、しっかり調整したものと信じたい。
それでは初日の特選を占おう。中国コンビは清水―松浦。3番手に匠(園田)が付く。新山に慎太郎(佐藤)、太田にはオグリュウ(小倉)がマーク。郡司と吉田はともに単騎という並びだ。ボクは調子を見る意味でも清水が長い距離をもがくとみた。車間を空け、松浦―匠で追い込む❼❻からオグリュウと慎太郎の突っ込みで❼❺、❼❾。新山、太田の出方次第ではもつれる。そのときは郡司が一発を放つ。穴目で単騎同士の❶❸。それに❶❺、❶❾。
(スポニチ本紙評論家・吉岡稔真)