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【記者コラム】坂口楓華 夢舞台に立つ‼

 小倉競輪祭のガールズGPトライアルで、年末のガールズグランプリに出場する7人の選手が決定した。

 ガールズの連勝記録を『28』に伸ばした〝絶対女王〟の児玉碧衣(26=福岡)に、パリ五輪を目指す小林優香(27=福岡)らトップクラスがそろった。初出場組は坂口楓華(24=京都、写真)と尾方真生(22=福岡)の2人。特に坂口は昨年もGPの出場権争いをしながら、もう一歩というところでチャンスを逃した。それだけに感慨深いモノがあるはずだ。

 今年は直前に賞金ランキング5位をキープし、当確ラインでトライアルの戦いに挑んだ。しかし、予選1走目に最終4コーナー過ぎで追突し落車携入(自転車を持ってゴール)で6着。翌日の予選2走目はケガの影響で当日欠場となった。それだけに実際に決まった時はほっとしたことだろう。昨年の悔しさをバネに21年は「ガールズグランプリ」を目標にと日々、練習を含めてあらゆる面を強化。昨年よりもさらに成長し、今年は11Vを飾っている。本人は「レベルアップはしていると思うが、(児玉)碧衣さんらと比べるとメンタル面ではまだまだ劣っています。常に上で走れるようにしたい」と話す。

 まだ、ビッグレースは21年3月松阪のガールズコレクション、7月函館のガールズフェスティバルの2回だが、経験値を積めばさらに強くなる可能性を秘めている。トップクラス相手ではスピードアップなど課題も残るが、クレバーな立ち回りと勝負強さは評価が高い。年末の大一番は、万全の状態で臨んで悔いのない走りを見せたい。(下野 章雄)

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