今年のKEIRINグランプリは初めて福島県のいわき平競輪場(12月30日)で開催される。それだけに地元選手は出走へ向け、例年以上に気合が入る。
年始のいわき平FⅠ開催に出走した19年(立川)のグランプリ覇者・佐藤慎太郎は「今年の最後もここに来る。いわき平で始まり、いわき平で終わる1年にしたい。プレーヤーズゲストにならないようにしたいね。地元のグランプリなんてそうはないこと。そこを目指してやっていかなくちゃいけない。できればもうちょっと早く持って来てほしかったけどね。ラストチャンス?ロウソクが消える前にポッと燃えるように、自分も輝けたら最高だね」と、49歳のベテランレーサーは23年以来のグランプリ参戦に燃えている。
グランドスラマー新田祐大も地元でのグランプリ制覇へ虎視たんたん。「地元でのグランプリ開催なんてなかなかないこと。現役時代に巡り合えたんで、ちゃんと年末に向けてやらなきゃいけない。そのためには目先の勝利だけを目指していてはダメ。長いスパンで計画的に狙っていかないと。自分の中でそれは立てている。年々、北日本には若い自力型が出てきている。個々が強いのは分かっているから、まとまって他地区に対抗できれば」とGⅠ制覇でのグランプリ出走をもくろんでいる。
いわき平では22日から記念競輪が開催される。新田に山崎芳仁、成田和也とグランプリ出走経験がある地元選手が参戦。年末にホームバンクでビッグイベントが控える地元勢は、例年以上に気合が入っている。今年はグレードレースでの福島勢の活躍に注目だ。
◇鈴木 智憲(すずき・とものり)1967年(昭42)9月25日生まれ、愛知県出身の58歳。92年スポニチ入社。97年から2年間競輪記者を経験。当時は神山雄一郎、吉岡稔真が東西の横綱として君臨していた。24年4月に26年ぶりに現場復帰。


