
加藤将武
松阪競輪のアクアリッズカップGⅢナイターは12日夜、決勝戦を迎える。
ダービー組不在の裏開催。ガールズ戦3レース併用の9レース制GⅢとはいえ、決勝戦で3着以内に入ればGⅠ競輪祭(11月18~23日、小倉)への出場権が手に入る。
特に上のステージを目指す若手選手たちにとっては登竜門的な大会だ。まだ全国区になっていないS級新顔たちの奮闘によって、勝ち上がりのレースは大いに盛り上がった。
GⅢ初の準決勝進出を決めたのは平野想真(愛知)、原田翔真(和歌山)、佐藤壮志(熊本)、加藤将武(埼玉、写真)の4人。中でも好気配を見せたのは加藤だ。
半年間のA級生活を挟み、今年1月にS級返り咲き。まだビッグヒットを飛ばせていないが、4月末の岐阜でも着順以上の気配を見せていた。その動きが今大会にもしっかりと受け継がれていた。
一次予選は最終ホームで岩井芯を叩くも番手を阻まれ、すかさずの番手捲りを食らったが、そこから粘り強さを発揮して2着。
二次予選では村田祐樹の3番手に飛び付く流れから、最終2コーナーで神田龍の内をすくって番手を奪取。ゴール前で村田を差し切って1着通過に成功。長い距離を踏める地脚と、器用さをアピールできた2走だった。
「前回の岐阜から状態は悪くなかったし、サドル周りを調整してセッティングも出た。それに9車立ての方が自分は合っているのかも。7車立てよりも流れがありますからね」
現代競輪あるあるだ。もちろん1度目のS級ライフよりもパワーアップしているからこそだが、9車立ての方が実力を発揮できる選手は少なくない。加藤もその中の1人だと言える。まだまだ伸びしろがありそうな埼玉の121期。
加えてイケメン。人気が高騰するのも時間の問題だろう。まだ競走得点が伴っていない今が買い時。最終日も狙ってみては?(岡田 光広)


