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【記者コラム】5月7日に激変!賞金ランクに大注目

 今年も3カ月が経過しようとしている。23年最初のGⅠ全日本選抜(高知)を制したのは古性優作。大会連覇を果たし、今年も近畿勢有利の土台と最高の流れをつくった。
 続くGⅡウィナーズカップ(別府)決勝は古性―脇本雄太の並びに。1月の豊橋記念時に脇本が「条件が全てそろった時、今年は古性―自分の並びもあると思う」と語ったことが調子の良しあしも重なり早々に実現した。結果は最終バックで落車した新田祐大に対しての押圧で古性が失格。脇本も最終2センターで優勝した松浦悠士に内をすくわれ2着。20年から続く中国勢4連覇(松浦→清水裕友→清水→松浦)で幕を閉じた。
 前半戦最大のヤマ場は平塚で5月2日開幕のGⅠ第77回日本選手権、通称ダービー。格式の高い伝統の一戦で、優勝ならもちろん年末のグランプリ(以下GP。12月30日、立川)出場は確定。今年の本賞金7137万円はGⅠ最高金額。昨年の脇本の3億円超えも、ダービー優勝がなければ実現しなかった。加えて2着の3500万円、3着の2398万円も、ランキングを大きく変動させるだけのもの。昨年大会の2着は佐藤慎太郎、3着は守沢太志で、ともに賞金枠でのGP出場を果たしている。
 現在の賞金ランクはトップがGP当確の古性で5234万円。2位の守沢、3位の脇本、4位の松浦までが3000万円超。5位の三谷竜生が2532万円で、6位の新田から30位の神山拓弥までは1000万円台で拮抗(きっこう)中。これがダービー最終日の5月7日にガラッと変動。おおよそのGPボーダーと道筋が見えてくる。
 神山拓弥の名前が出てきたついでに、もう一つ。いとこであり師匠の神山雄一郎は2月27日の向日町初日に通算899勝目を飾ったが、その後の名古屋→立川では偉業達成に至らず。次走は4月3日からの玉野FⅠに出走予定。いち競輪ファンとしてもレジェンドによる通算900勝ゴールは絶対に見逃せない。

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