ガールズグランプリ4連覇を狙う児玉は前回防府に追加で参戦した。「その前の武雄からだと、レース間隔が空きすぎちゃうかなと。例年は12月中旬くらいにレースを走っていた。そう思っていたら、いいタイミングで追加が来たので」。その防府であっさり完全Vを決め、最多連勝記録は「34」まで伸びた。初日には節目の通算400勝も達成した。「グランプリで400勝した方が見栄えはいいけど。とにかく勝てるうちに勝てるだけ勝っておきたい」とあくまでもどん欲な姿勢を貫く。
3日間、まさかの未勝利に終わった函館のサマーナイトFを糧に、その後は1度も負けることなく大一番を迎える。「サマーナイトは屈辱だったが、今、振り返ってみるといい敗戦だったのかなと思う。勝ちたい、ずっとトップで戦っていたい。メンタル一つでここまで変われるんだと強く感じた。このままできる限り連勝も伸ばしていく」と力を込めた。グランプリ3連覇中の女王が、課題とされるメンタル面でさらなる進化を遂げた。勝っても勝っても決して満足することはない。勝ちに飢えた絶対女王はグランプリ4連覇をしっかりと見据えている。